ふと思いついたんだけど、1つの本に書いてある物語の世界は1つじゃないんじゃないか、っていうか。
例えば「冬物語」っていう物語があったとして「出会いは冬の坂道だった」って書いてあったら、雪が積もってる坂道を想像する人だったり雪が凍り滑りやすくなってる坂道を想像する人だったり何もなくただただ寒いだけの冬景色を浮かべる人もいるよね。その後の記述で段々と条件が搾られていくのは確かだけど、全員が同じ景色や町並み天気を想像するわけじゃないよね。
こう、書いてると当たり前のことなんだけど、1つの物語が書かれていたとしてその世界の数って読者の数だけあるんだなぁってふと思った。とんかつを食べながら。
コメント
前から思ってたことなんだけど、わたしが小説読むときに足りない物はきっと考える力なんだなって。
ただ眺めて読むだけじゃなくて、それこそ「冬の坂道〜」みたいにいろんな捉え方をしていろんな視点から見ると小説読むのが10倍楽しくなる気がする。
受け身じゃなくて攻めていくスタイルの読書いいかもしれない